スポーツ

2017.02.23

元日本代表DF坂井達弥 超攻撃型CBとしてJ2大分で完全復活目指す

今季、新天地をJ2大分トリニータに選んだ選手のなかに、自身のステップアップと出場機会を求めた選手は多い。坂井達弥もそのひとりだ。キャンプで同部屋となった伊佐耕平が言うには「優しそうな顔をしているけど闘争心は半端ない」。気持ちを前面に押し出るタイプではないが、定位置争いを勝ち抜く決意は相当なものらしい。

2014年9月、アギーレジャパンに初選出され、初陣のウルグアイ戦で先発フル出場を果たしたのは3年前。フィード力と強さを兼ね備えたレフティーCBとして注目を集めた。しかし、代表に選出されて以降は出場機会を得られず、不完全燃焼の2シーズンを過ごした。坂井は「昨年末に大分から移籍の話を頂いた。(鹿屋体育大学時に)一度練習参加したこともあるしチームの雰囲気も分かっていた。サッカーをする環境が整っているし、ここで勝負したいと迷うことはなかった」と強い思いを秘め大分にやって来た。

「(パスを)つなぐ意識が高く、ちょっとスペインに近いサッカーを目指している印象」と、これまで在籍した鳥栖、松本、長崎にはない新鮮な感覚を受けている。片野坂知宏監督とコミュニケーションを図り、監督の目指すサッカーを積極的に理解しようとする姿を見る。「最初の選択肢は縦パス。達弥はその意識が高く、左利き特有の角度のフィードがカウンターの起点となってチャンスを作っている」と指揮官の評価は上々だ。

対人に強く、高さ、速さもあり穴らしい穴が少ない選手だ。しかしここ2年はキャンプで怪我をし、出遅れが焦りとなってパフォーマンスに精彩を欠いた。今年は自分のペースでしっかり開幕に標準を合わせている。小学校の頃はストライカーだったが、中学2年でCBにコンバートされてからは守備の人となった。しかし、今季は「実はドリブルが得意なんです」と、これまで自制していた攻撃参加に意欲的だ。

今季の目標は具体的だ。「インターセプトからドリブルで駆け上がりズドーンとミドルで決めたい」

【柚野真也(trinita eye)】ゆの しんや。1974年、大分県大分市生まれ。大学卒業後、専門紙の記者として活動。その後、フリーランスのライターとして活動を開始。JリーグからFリーグ、バスケットボールのbjリーグなど、九州のスポーツシーンを数多く取材。「週刊サッカーダイジェスト」、「J2マガジン」「九州Jパーク」などサッカー専門媒体や、朝日新聞大分頁で毎週土曜にスポーツコラムなど執筆している。

みんなの声

スポーツ

映画