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2017.01.12

リヴァプール、好調の裏に美人スタッフの存在あり スタミナの源は…

(Getty Images)(Getty Images)

 「食は力なり」とはよく言ったもの。ピッチを所狭しと走り回り、プレミアリーグで最もエネルギッシュな試合を展開するリヴァプール躍進の裏には、女性の管理栄養士の存在があったようだ。

 ユルゲン・クロップ監督率いるリヴァプールの特徴を、一言で表せば、「走る」だろうか。「ゲーゲンプレッシング」と呼ばれる前線からの激しいいプレッシングでボールを奪うと、前線と中盤の選手がエリア内になだれ込むように侵入してゴールを襲う。ボールを失えば、再び高い位置での奪取を目指す。もちろん試合展開によって自陣に引く場合もあるが、基本プランはこの繰り返し。相手に息をつく暇を与えないアグレッシブなスタイルを、指揮官はかつて「ヘビメタ」と称していた。

 走力を前面に押し出したスタイルは、当然ながら選手への負荷がかかる。シーズン序盤(10月)に「スカイスポーツ」が発表したデータによると、リヴァプールの平均走行距離は、リーグトップの814km。最下位のマンチェスターUとは、フィールドプレーヤー1人あたり1試合約1.5kmの差が生まれているという。

 この疲れ知らずの体力は、食事によるところが大きいようだ。実はリヴァプールは夏に、管理栄養士のモナ・ネマーさんをバイエルンから“引き抜いて”いたのだ。

 知的な雰囲気を醸し出すネマーさんは『ニューヨーク・タイムズ』紙の取材で、サッカー選手はポジションによって必要なエネルギーが異なることを説明。また、例えばブラジル人が英国とまったくことなる食文化を持つように、選手の出身国や身体によっても推奨すべき食事が異なることを指摘した。杓子定規に選手の食事を管理するのではなく、個々に合わせたメニューでコンディションの管理に努めている。

 食事の重要性が広く認知されてきた近年では、他クラブもこうした動きを取り入れている。例えば、バルセロナのFWネイマールは、母国ブラジルのオーガニック食品を愛用しており、チームメイトに調理法を教えたりするほどだ。慣れ親しんだ食品を日常的に口にできることで、選手はストレスを感じることなく、用意された食事を楽しむことができる。

 ネマーさんはまた、選手が試合後に素早くエネルギーを摂取できるように、ドレッシングルームにフルーツジュースを用意。可能な限り現地の旬の食材を用いている。そのほか、チョコレートプリンのようなスイーツも禁止するのではなく、アーモンドミルクや高品質のカカオを原材料とし、砂糖の代わりに糖液を使用したものなどを提供。美味しさをキープしつつも、身体への影響という観点からいえばまったく別のものになるそうだ。

 ネマーさんの食事改善もあって、クロップ監督に夏のキャンプからみっちりとしごかれたリヴァプールは、プレミアの舞台で躍動中。とりわけ攻撃は、20試合でリーグ最多の48得点を叩き出している。。このまま悲願のプレミア初制覇まで突っ走るかは分からない。抜群の安定感で首位に立つチェルシーがいるからだ。しかし、マージ―サイドの雄が決して止まることはなく走り続けることは、確かだろう。

 

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