みんなの声

2016.01.10

なぜ起こっちゃう? 「あがり症」を克服する3つの方法

人前で発言する時や大切な会議の直前などに、震えが止まらず、頭が真っ白に…。肝心な局面で本領を発揮できずに悔しい思いをした経験はないだろうか? このように、極度の緊張を感じる場面で起こる症状は、いわゆる「あがり症」と呼ばれるもの。日本人の約8割が「人前であがる」ともいわれるが、そもそも「あがり症」は、どういうメカニズムで起こるのだろう?

「あがり症」は、交感神経が優位になることで起こる症状だ。交感神経は、昼間に働く自律神経で、優位になるといわば“戦闘態勢”を作り出す。これが過剰になると、アドレナリンやノルアドレナリンなどの物質が必要以上に分泌され、血管や膀胱が収縮してしまうのだ。冷や汗をかく、震えが止まらない、トイレが近くなるなどの症状は、この作用に起因している。

また、過度の緊張状態では呼吸が浅くなり、その結果、脳に十分な酸素が供給されなくなってしまう。言葉に詰まったり、“頭が真っ白”状態になったりしてしまうのはそのためで、焦れば焦るほど、状態は悪化する。そして、緊張すると口の中がカラカラに乾くのは、唾液の分泌量が減っているため。しかし、あがった状態で、喉が渇くからといって飲み物をガブ飲みすれば、さらにトイレが近くなり…「あがり症」の負のスパイラルの完成だ。

それでは、「あがり症」を克服するにはどうすればよいのか? 「人」という字を手のひらに書いて…なんて迷信じみた方法も気休めにはなるが、緊張状態を緩和してくれるワケではない。しっかりと自分をコントロールし、「あがり症」を克服するための方法をいくつか紹介しよう。

【1】ポジティブ志向に切り替える
まず、第一に実践すべきなのは、ポジティブな考え方に切り替えること。「見られていて恥ずかしい、失敗したくない、なんとか回避したい」などと思わず、成功する自分を思い浮かべるように心がけるだけでも、「あがり症」の克服に効き目があるという。

【2】小さくてOK!身近な場数を踏む
また、場数を踏んで成功体験を重ねることや、自分を客観視することも大切。例えば、電車でお年寄りに席を譲る、飲食店で店員を大声で呼んでみるなど、日常生活のなかで自分を人前でさらす訓練をし、小さな成功体験を積み重ねてもよいだろう。自分を客観視するには、プレゼンの練習風景をスマホなどで録画し、客観的に自分がどう映っているか知っておくのもひとつの手だ。

【3】ぐるぐるストレッチ
そして最後に教えたいのが、ストレッチ。緊張すると必要以上に力んでしまうもの。首に力が入ると喉が締まり、手首や足首が硬直すると手足が震えてしまう。そんな“ガクガク震えて、蚊の鳴くような声しか出せない”といった情けない状態になるのを避けるためには、首、手首、足首を、ぐるぐる回してストレッチしてほぐし、腹式呼吸でたくさん空気を吸うことをオススメしたい。

あがること自体はごく自然の反応。気楽に考え、焦ることなく、ポジティブ思考を心がけよう!

(村部春奈/H14)


<画像提供/写真素材 足成>

この記事に関するアンケート

みんなの声

スポーツ

映画