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2016.01.19

親が元気なうちに聞いておくべき重要なこと

親と別れる前に、聞いておくべきことは?

 


どんなお葬式を挙げて欲しい? 遺産は? 家の処分は? イイ大人ともなれば、親のもしもの時を考えその辺をあらかじめクリアにしておきたいところ。しかし、親の死を前提にした話だけに、なかなか切り出せない、聞き出せないという人も少なくないのでは?

親が亡くなった後、その直後にまず必要な手続きは、葬儀手配、死亡届、火葬許可といったもの。その後には、例えばこんな手続きが並んでいるのだ。

・年金受給停止の手続き
・介護保険資格喪失届
・住民票の抹消届
・世帯主の変更届
・各種名義変更届(不動産、預貯金口座、公共料金など)
・生命保険、年金などの請求手続き
・相続放棄の申述、相続税の申告等
・クレジットカード、会員等の解約

これら、公的な事務手続きは、淡々とこなせば良いかもしれないが、実際には「親の意思が分からず判断できない」と言った状況も多々発生する。生前の親に特に確認しておくべきことにはどんなものがあるのだろう。

親世代と子世代のコミュニケーション事情に詳しい、株式会社オヤノコトネット代表取締役・大澤尚宏さんが挙げてくれたのは以下のポイント。

・介護(認知症含む)が必要になった場合や、重病になった時の治療について
・葬儀関係(葬儀内容への希望)
・財産関係について
・先祖や親兄弟、交友関係について
・自分たち、子供に伝えておきたいこと

「親の意思確認ができなくなるのは、何も亡くなった時だけではありません。介護や延命治療の方針や希望を聞いておかなければ、それに沿ったケアができなくなります。そして、特に大事なのは相続について、それも借金(債務)があるのかどうかの確認も重要です。負債を引き継ぐことになるかどうかは、残された子世代にとっても人生を一変させるだけの大きな出来事。さらに、親兄弟、交友関係を把握していないと、葬儀をするにしても、宗派も知らず、関わりのある方々に連絡することもできず右往左往した挙句に、礼儀がなってない遺族だ、などとお叱りを受けたりします」

もしも、相談する前に亡くなってしまった場合、何を親の意思を知る手掛かりにすれば良いのかアドバイスをお願いします。

「財産関係はお付き合いのある生命保険会社、口座のある金融機関などに相談すると専門家をご紹介してくれることが多いと思います。さらに、税理士や弁護士、司法書士などにお付き合いがあればその方々に直接聞いてみるのが早道です。亡くなってしまった後に、遺言書やエンディングノートの類いがないかを療養先や自宅で探すことになると思いますが、見つけたら、やはり生命保険会社やその知り合いの専門家に相談するのが良いでしょうね」

「親の想いを共有・理解しておかないと、後から『こんなことを望んでいたのだろうか』など、残された家族・親族は、ずっと心に後悔の気持ちを残したままになる」と大澤さん。できるかぎり、じっくりとコミュニケーションをとって、親の望んでいることを聞いておくことが大切です。最後に、もしこの記事を読んでいる親世代の方がいたら、息子、娘のこうした話を「不吉だ」なんて毛嫌いせず、受け止めてあげて欲しいと思う次第。宜しくお願いします。

(親が80間近ライターU)




お話をお聞きした人
オヤノコト.net
http://www.oyanokoto.net

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