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2016.09.06

第1号はあのレジェンド!辞退した人もいる?国民栄誉賞とは

【画像】イチロー(ワコール『ICHIROサポートプロジェクト』より)

リオオリンピックで、レスリング女子フリースタイル58kg級の伊調馨選手が女子では史上初となる4大会連続金メダルの大偉業を成し遂げました。オリンピック4連覇って、もうすごすぎて想像もつかないレベルですが、日本政府も即座に反応。国民栄誉賞を贈る方針を固めたそうです。

ところで、国民栄誉賞とは何か、みなさんご存知ですか? 今までにどんな人が授与されてきたのか、辞退した人はいるのか。ここでまとめてみました。

■もともとは王貞治のためだけにつくられた

1977年。巨人の王貞治選手が、米大リーグ、ハンク・アーロンのもつ通算ホームラン世界記録755号を塗り替える756号ホームランを打ちました。国内リーグの成績とはいえ、通算ホームラン数の世界新記録は日米で大きな注目を集めました。いまでも王貞治は大リーグで“キング”“レジェンド”と呼ばれるほどです。しかし、当時日本には学術や文化については功績を表彰する内閣総理大臣顕彰がありましたが、プロ野球選手を顕彰した例はありません。そこで時の福田赳夫首相が王を称えるために創設したのが国民栄誉賞だったのです。

■スポーツ以外にもこんな人が

2人目の受賞者は作曲家の古賀政男、3人目は俳優・長谷川一夫。このとおり、受賞者はスポーツの分野に限りません。「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えること」を目的に、内閣総理大臣が最終的に決められます。

その後、柔道の山下泰裕やプロ野球の衣笠祥雄、千代の富士といったスポーツ選手や、歌手・美空ひばり、漫画家・長谷川町子、俳優・渥美清、映画監督・黒澤明などが受賞しています。最近ではミスタープロ野球・長嶋茂雄と元巨人・ヤンキースの松井秀喜の同時受賞も話題になりました。

■なんと!辞退者も

これまで22人と1団体に授与された国民栄誉賞ですが、実は辞退した人もいます。プロ野球で盗塁の世界記録を達成した福本豊は、「そんなもんもらったら気楽に飲みに行けなくなる」と辞退(これは実際はもっと過激な「立ちションもできなくなる」という発言だったとか…)。また、かのイチローも2001年の大リーグでのMVP獲得時に打診されますが、「まだ現役で発展途上なのでもらうわけにはいかない」と固辞しています。あれから15年、イチローがさらに様々な数字を重ねたことを考えると、あの時点での固辞はイチローの「まだまだこんなものじゃない」というプライドだったことがわかりますね。

伊調が受賞すれば、女子レスリングでは世界大会13連覇を達成し2012年に授与された吉田沙保里に続く2人目となります。吉田でさえ成し得なかったオリンピック4連覇を果たしたって、やっぱり何度考えてもすごすぎてよくわかりません。とにかく、文句なしの受賞ですね。

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