ミランのモンテッラ新監督(Getty Images/Anadolu Agency)
現地時間7日、ミラン(イタリア)のヴィンチェンツォ・モンテッラ新監督が、同クラブの指揮官として初の記者会見に臨んだ。クラブ公式HPが伝えている。
近年不振続きのミランは昨シーズン中の4月、シニシャ・ミハイロヴィッチ監督を解任し、後任にクリスティアン・ブロッキ氏を据えた。同監督はシーズン終了をもって退任となり、今季からはモンテッラ監督が指揮をとる。
チームの再建を任されたモンテッラ監督は、「ミランが欧州の舞台にいないなんて、受け入れられない。本来あるべき位置にすぐにでも戻れるよう、全力を尽くす」と意気込みを語った。チャンピオンズリーグ出場がノルマと考えてよいかとの質問には、「最低限の目標は欧州。それが義務だ」と返答している。
チームの強化すべき点について、すでに考えはあるかとの問いに対し、モンテッラ監督は「我々は急いではいない。まずは先入観を持たずに、チーム全体を評価する必要がある。その後の方が、新シーズンに向けて誰が必要か明確なアイディアを持つことができる」と語った。
さらに、フィオレンティーナ(イタリア)を率いた際の教え子であるMFボルハ・バレロとコンタクトを取ったかと問われると「取っていない。彼のことでミランと話したことはない。もちろんボルハ・バレロは私のお気に入りだが、すべてはマーケット次第。選べるのであれば、私のやり方を知っている選手を迎えられた方がいいのは確かだが」と答えている。
そのほか、お気に入りの選手の名前を挙げるよう求められた同監督は、「(FWエムバイェ・)ニアンだ。彼はもっと良いプレーができる」と期待を寄せた。
アドリアーノ・ガッリアーニCEOはモンテッラ監督について「彼は何をやればチームのためになるか、よく分かっている」とコメント。この流れからインタビュアーが「本田圭佑は監督の『やることリスト』に載っているか」と問うと、モンテッラ監督は「本田の持ち味は際立っており、ファンタスティックな選手。日々様子を見てポテンシャルを評価し、決断を下したい」と述べた。