【画像】ピース
お笑いコンビ・ピースの綾部祐二が、ハリウッド俳優を目指して渡米することを発表しました。ネタかと疑いたくなりますが、どうやら本気の様子。来年4月から活動拠点を米ニューヨークに移すと発表しています。世間では「無謀すぎ」という批判もありますが、同じ芸能人たちの考えは?
東国原英夫氏は「はっきり言って無理(笑)」
綾部は「まったくしゃべれない」という状況を明かしており、ネット上では「準備不足」や「アメリカを舐めている」といった批判も寄せられています。ただ現在のレギュラー番組をすべて降板して夢を追う……という綾部の姿に、一種の清々しさを感じている人もいるようです。俳優の坂上忍は12日放送のフジテレビ系「バイキング」で、自身も留学にずっと憧れていると告白したうえで、「勇気がすごい。この勇気は持てない」と思い切りのよさを素直に称賛していました。
また元宮崎県知事で前衆院議員の東国原英夫氏は13日にTwitterで、「はっきり言って無理だと思うが(笑)」としつつも、自身は学生時代に留学のチャンスを逃したことをずっと後悔していると告白。「きっと多くのネタやエピソードが出来るのでは無いだろうか。人生に於いては、そっちの方が財産になるし、価値がある事だと思う」と温かなメッセージをつづっています(その直後に「まぁ、アメリカに移住・留学するのは、どちらかと言うと、又吉君の方が適任では無いだろうか」とオチをつけてはいますが)。
スピリチュアル・カウンセラーの江原啓之は12日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」で、「客観的に自分という素材を見てないんじゃないか、この人」と厳しいコメント。ですが「人はつまずく権利もあると思う」「しっかりつまずいて来なさい。それも人生の糧だから。それがわかっていれば行くのも素晴らしいことじゃないですか」と激励しています。
渡米はコンビ内格差からの逃避?
アメリカは世界中から役者志望が集まるショービジネスの本場。しかし綾部はフジテレビ系ドラマ「別れたら好きな人」など一応主演作は何作かあるものの、今のところけっして“演技派”的なイメージはない。しかも英語は話せない……。この渡米を「大丈夫!大丈夫!なんとかなる!」とポジティブに送り出している人はたぶんゼロ。だってどう見ても無謀ですから……。ですが、無謀だからこそ、綾部の決意は眩しく見えるのでしょう。
ところで今回の渡米は、又吉の大ブレークでコンビ内格差が広がったことによる嫉妬や逃避のようなものではないかと疑う声も一部あります。そういった疑惑に対して、ダウンタウン松本人志のコメントが一種の答えとなっているようです。松本は16日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」で、こう語っています。
「コンビって不思議なもので、ちょっと気遣いがある。相方が上手いこといってるときのほうが、こっちの自由度が増すというか、俺もやりたいことができるっていうのがある」「本当にそういうこと(嫉妬)じゃないと思うし、相方に触発されたというのでもない。前からやりたかったことが、相方が大きい賞を獲ってくれたことで、正々堂々やりやすくなったんじゃないかな」――。
なお又吉は10月8日にTwitterで、「相方として応援したいし、楽しみでもある」とエールを送っています。
(文/原田美紗@HEW)