Skip to content

次で来日22回目!親日家 トム・クルーズの“イイ人”伝説 |dメニュー映画×コラミィ


    『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』は、11月11日(金)公開-(C)2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

    トム・クルーズといえば、日本記念日協会によって10月6日が語呂合わせで「トムの日」に認定されるほど、日本人から愛されるハリウッド・スター。11月に映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(11月11日公開)のプロモーションで22回目の来日を果たしますが、親日家でサービス精神旺盛な彼は、滞在中いつもファンを喜ばせるエピソードを残していってくれます。そんなトムがこれまでの来日でどんな逸話を残してきたか、いくつか振り返ってみたいと思います。

    1:日本での撮影後、たっての願いで数週間ぶりの来日

    2002年10月26日、東京国際映画祭のオープニング作品に選ばれた『マイノリティ・リポート』のPRでスティーブン・スピルバーグ監督と一緒に来日したトム。実はこの年、『ラスト サムライ』の撮影でも来日していた彼は「数週間前まで日本にいたけど、スティーブンと『PRツアーの締めくくりは東京で』と約束したんだ」と告白。後日、スピルバーグも16年ぶりとなる来日に「新作を映画祭に届けられてうれしいです」と語っていました。

    この会見時にトムは、長いコメントを通訳した戸田奈津子氏にキスとハグで感謝を示していました。戸田氏がトムから誕生日プレゼントやお歳暮が届くほど信頼されているという逸話も、エンタメ界では有名な話です。

    2:『スター・ウォーズ』をBGMに、日本シリーズの始球式へ登板

    2004年10月19日の日本シリーズ第3戦「西武対中日」(西武ドーム)の始球式に、来日中だったトムが登板しました。小学生時代は野球少年だったという彼は、外角にスライダーを投じましたがストライクゾーンを外してしまい、「さっきのは慣らしで、もう1球投げたかったな」と笑顔ながらも悔しそうなコメントを残しています。

    ちなみにトムがマウンドへ向かい投球する際に西武ドームに大音量で流れていたBGMは何故か『スター・ウォーズ』のメインテーマ。新作主演映画『コラテラル』のPRで来日していたはずの彼ですが、嫌な顔一つみせず満員のスタンドに笑顔を振りまいていました。

    3:ジャパンプレミア招待で、東日本大震災の被災者に勇気を与える

    東日本大震災が起こった2011年は、スターの来日が相次いで自粛されたのですが、親日家のトムはむしろ「日本のみなさんに勇気を届けたい」と『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のPRで来日しました。

    その際自ら「被災地を訪れたい」と希望したそうなのですが、スケジュール的に実現には至りませんでした。「でも、それなら…」と若干ながらも福島で被災された方々を映画のジャパンプレミアへご招待したそうです。プレミアではトムが一緒に記念写真を撮るなどして招待者を励まし、素晴らしい時間を共有したようです。

    4:1日で三都市を縦断&ファンが誕生日を祝福

    2014年6月26日、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のPRで来日した際は大阪、福岡、そして東京という移動距離1,771㎞の行程をたった1日で巡る弾丸ツアーを決行! 日本人作家・桜坂洋氏のライトノベルが原作ということもあり、日本への思いがいつも以上に強かったのかも知れません。

    トムは初上陸の福岡を含め、短時間ながら各地でファンとの距離を縮めながらPRを展開しました。ジャパンプレミアの際はそんなトムに、会場に集まった1,500人のファンがバースデーソングを大合唱。事前に知らされていなかったトムは「今年最初のお祝い、ありがとう!」と大喜びでした。

    この他にも枚挙に暇がない「イイ人」トムの来日エピソード。10月20日にイギリスで催された『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』のロンドンプレミアでは「日本に行けるのを楽しみにしているよ」と語ってくれた彼が、22回目の来日でどんなPRを展開してくれるのか? 今から楽しみでなりませんね。

    (文/狩野洋・サンクレイオ翼)