ドイツ・スーパー杯を制したバイエルン(Getty Images/Bongarts)
現地時間14日、ドイツ・スーパーカップが行なわれ、バイエルンが敵地で香川真司所属のドルトムントに2対0と勝利。アンチェロッティ体制初のタイトルを手にした。香川はフル出場している。
前年のブンデスリーガ王者とドイツカップ覇者が対戦するドイツ・スーパーカップだが、昨季はバイエルンが両大会を制したことで、ドイツカップ準優勝のドルトムントが出場。ドルトムントは前半、香川やオーバメヤン、パスラック、デンベレらにチャンスが訪れたが、GKノイアーが守るゴールをこじ開けることができない
するとバイエルンは後半に入った58分、ビダルが強烈なシュートを放ち、GKビュルキが弾いたボールを自ら押し込んで均衡を破る。リードを手にした同チームは79分、CKのチャンスでフンメルスが頭で合わせると、このボールをミュラーが押し込んで2対0とし、勝負を決めた。
今季からバイエルンを率いるアンチェロッティ監督は、初の公式戦を白星で飾り、前任者のグアルディオラ監督(現マンチェスターC/イングランド)が3年間勝てなかったスーパーカップのタイトルを獲得。アンチェロッティ監督は「難しい試合だった」「前半はドルトムントが良いプレーをし、後半は我々の方が良くなった」と振り返っている。同チームはこの日、ボアテング、ロッベン、新加入のレナト・サンチェスが不在だったが、指揮官は「チームはすでにとても強い」と手ごたえをうかがわせた。
なお、今夏ドルトムントからバイエルンに移籍したフンメルスは、昨季までの本拠地でボールを持つたびにサポーターからブーイングを浴びたが、「予想していたこと」と述べている。(STATS-AP)