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ヴェンゲル監督、パリSGからのオファー拒否は「アーセナルを愛しているから」|コラミィ× スポーツ

    CL前日会見に臨んだヴェンゲル監督(Getty Images/Arsenal FC)

     現地時間12日(以下現地時間)、アーセナル(イングランド)のアルセーヌ・ヴェンゲル監督が、パリSG(フランス)からの巨額オファーを断ったのは、アーセナルを「愛しているから」だと述べた。

     仏『レキップ』は12日、2011年のオーナー交代後、パリSGが3度にわたってヴェンゲル監督にアプローチしたと報じた。

     13日にチャンピオンズリーグ(以下CL)でパリSGと対戦するアーセナル。ヴェンゲル監督はその前日会見で、「なぜイエスと言わなかったか? 私は自分がいるところを愛しているからだ」とコメント。「(パリSGの)オーナー陣のことはよく知っているが、私はずっとアーセナルへの忠誠を誓ってきた。自分が好きなクオリティを持つクラブだと思っているからだ」と、クラブへの愛情を強調した。

     19シーズン連続でCLに出場しているアーセナルだが、2006年には決勝でバルセロナ(スペイン)に敗れており、優勝経験はない。2010年からは、6シーズン連続でベスト16の壁に阻まれている。

     今季でアーセナルとの契約が満了となるヴェンゲル監督だが、契約状況が欧州制覇に向けてさらなるモチベーションになるか問われると、「次の試合に集中だ。そういうことは考えない」「これまでCLで170試合以上指揮をとってきたと思うが、毎回同じだ。次の試合でうまくやりたいと望むものだよ。私の個人的なことはまったく関係ない」と、自身の状況がモチベーションを左右することはないと述べた。

     フィジカルが万全の状態ではないと認めつつ、ヴェンゲル監督はMFグラニト・ジャカ、DFシュコドラン・ムスタフィ、FWルーカス・ペレスといった新戦力が経験をもたらし、チームを成熟させることに期待を寄せている。

     ヴェンゲル監督は「基本的に我々のチームは24歳から30歳までで構成されている」「肉体的な強さと経験がうまく合っている時期だよ。ただ、我々は若手にチャンスを与え、適切なバランスを保ち続けたいと思っている」と続けた。(STATS-AP)