ISがイラクの一部地域でドイツ代表やマンUなどのユニフォーム着用を禁止(ullstein bild via Getty Images)
現地時間24日、過激派組織IS(イスラミック・ステート)がイラクの一部地域の人々に向け、欧州の人気クラブチームや代表チームのユニフォームを着ることを禁止したとのニュースが流れた。中東報道研究機関『ムメリ』の「ジハード・テロ脅威モニター(JTTM)」の内容として独『ビルト』紙(電子版)が伝えている。
報道によると、ISはイラクのアル・フラート地区において、特定のサッカーユニフォームの着用を禁止。具体的には、マンチェスターU、マンチェスターC、チェルシー(以上イングランド)、バルセロナ、レアル・マドリー(以上スペイン)、ミラン(イタリア)のユニフォーム。そして、ドイツ、フランス、イングランド代表のユニフォーム。さらに、アディダスとナイキのサッカー関連衣類を着ることも禁止された。
ISは、これを破った者には、顔に鞭打ち80回という刑罰を執行すると脅しているとのこと。
『ビルト』によるとISは先ごろ、サッカーの審判員たちを自分たちのアジトの1つから締め出した。その理由は、審判員がシャリア法(イスラム法)ではなく、FIFA(国際サッカー連盟)の規則に従っているからだという。