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ユーヴェ、ピャニッチら新加入選手の活躍で快勝 清武不出場のセビージャも初白星/CL|コラミィ× スポーツ

    ユーヴェが今季のCL初勝利(Getty Images/Anadolu Agency)

     チャンピオンズリーグ(以下CL)は現地時間27日にグループリーグ第2節の試合が行なわれ、グループHではユヴェントス(イタリア)が敵地でディナモ・ザグレブ(クロアチア)に4対0と快勝した。

     ユーヴェは立ち上がりから試合を支配すると24分、ボヌッチのロングフィードから、相手が処理できなかったボールをピャニッチが流し込んで先制。その後、クロスバー直撃のシュートを許したユーヴェだが、31分にはピャニッチ浮き球のパスからイグアインが追加点。リードを2点に広げて前半を終える。

     後半も優位に試合を進めるユーヴェは、ディバラの強烈なミドルシュートで3点目を挙げ、85分にはダニエウ・アウヴェスのFKでダメ押しの4点目。快勝で今季のCL初白星を手にした。

     新戦力の活躍で勝利したユーヴェだが、アッレグリ監督は「偉大な選手たちを獲得したから、どの試合も簡単に勝てるはずという幻想がある。だが、我々は普段の姿勢を保たなければいけない。地に足をつけ、目標を見失わず、ハードワークすることが何より重要だ」と気を引き締めている。

     1ゴール1アシストのピャニッチはハーフタイムで交代したが、「ふくらはぎの打撲だけど、できるだけ早く回復し、(次戦)エンポリ戦のピッチに立ちたい」と、深刻な負傷ではない様子だ。

     グループHのもう1試合では、清武弘嗣所属のセビージャ(スペイン)がホームでリヨン(フランス)に1対0と勝利。清武はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。

     セビージャは53分、クロスボールをビエットが頭で折り返し、ゴール前に飛び込んだベン・イェデルのヘッドで先制に成功する。その後は64分の決定機をビエットが決められず、69分にはPKを獲得するが、ベン・イェデルの代わりにキッカーを志願したビエットがクロスバーの上に外すなど追加点を奪えない。アトレティコ・マドリーから加入したビエットは、77分にも決定機を手にしたが、ゴールラインぎりぎりで相手DFにクリアされ、この日は数多くのチャンスを生かすことができなかった。

     それでも、セビージャは逃げ切って今季CL初の白星。ビエットは「素晴らしい夜ではなかった」と認めつつ、「挑戦し続けなければいけない。ゴールを決めたかったけど、必要だった勝利は手にすることができた」とチームが勝ち点3を手にしたことに安堵した。

     セビージャのサンパオリ監督は「後半は結果以上に良いプレーだった」とコメント。「今後はこれほど多くの得点チャンスを逃さないようにしたい。こういう大会では痛手となりかねないからね」と、決定力を高めなければいけないと指摘している。

     この結果、グループHはユーヴェとセビージャが勝ち点4で並び、同3のリヨンが続いている。2連敗のディナモ・ザグレブは最下位。(STATS-AP)