クロップ監督とサコが面談(Getty Images/Liverpool FC)
リヴァプール(イングランド)のユルゲン・クロップ監督が、DFママドゥ・サコと面談を行なった。同選手は現地時間24日(以下現地時間)に、SNS上で自身の現状について不満を述べていた。
昨シーズンの大半をレギュラーとして過ごしたサコだが、4月にドーピング検査で陽性反応を示したとして、出場停止30日の仮処分を受けた。ヒアリングなどの結果、これはのちに解除されたが、今夏のプレシーズンでは態度を問題視され、キャンプ先のアメリカから帰国を命じられた。また、開幕後は足の負傷により起用できない状況にあった。こうした一連の事情もあって、4月以降トップチームでのプレーから遠ざかっている。
サコは24日にSNS上で「プレー可能な状況になってから3週間が経過した。彼らは僕をセカンドチームでも起用したくないようだ。なぜだかは分からない。自分の状況は受け入れるが、嘘を受け入れることはできない」と現状への不満を吐露していた。
クロップ監督は29日、報道陣からサコは口をつぐんで努力すべきかと問われると、「そうではない。努力を惜しまずベストを尽くすというルールは、ママドゥ・サコだけでなく、すべての選手が守るべきものだ。私はチームとも、ママ(サコ)とも話をした。我々は全員で話をした。この件は以上だ」と返答している。
リヴァプールのU-23チームは28日にヴォルフスブルク(ドイツ)のU-23チームと対戦し、サコはこの試合で今季初めてピッチに立った。同選手は今週末も引き続きU-23チームでプレーする予定となっている。(STATS-AP)