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就任20周年のヴェンゲル監督、このまま四半世紀?の問いに「ラブストーリーは…」|コラミィ× スポーツ

    チェアマンのケズウィック氏から20周年の記念品を贈られたヴェンゲル監督(Arsenal FC via Getty Images)

     現地時間10月1日(以下現地時間)にアーセナルの監督就任・満20年を迎えるアルセーヌ・ヴェンゲル監督(66)。イングランド・プレミアリーグを第一線で20年間みつめてきた同監督が、クラブ公式HP上でこれまでとこれからを語った。

     1996年10月1日からアーセナルを指揮しているヴェンゲル監督は、この間に大きな変化があったとコメント。「1996年当時はどのクラブもイギリスの人間が所有していたが、現在はどのクラブも世界的な企業となり、様々な国のオーナーがおり、グローバルな展開をしている」と、なかでも経営面の変化が大きいと述べた。

     同監督はまた、「私は歴史が好きだが、私自身の歴史には特に関心はない。私は未来にもっと興味がある。年を取ればその分、これから自分が手にするものが少なくなっていく。だからこそ、この先にあるものが重要なんだ」と話した。

     解任や退任が相次ぐ現代のサッカー界で、1つのクラブチームを20年率いているヴェンゲル監督は、非常に貴重な存在。しかし同監督は「自分の影響力を測るのは常に難しい。私はいつでも成功を目指して努力しているが、私の評価はほかの人々に委ねている。それしかできないからね」とも語っている。

     インタビューで、あと5年続ければアーセナルを四半世紀指揮することになるが、その可能性は? と問われると、ヴェンゲル監督は「それは分からないね。私に備わっている資質と言えば、ひとつは試合への情熱。もうひとつは、昨日より今日、今日より明日と前進していこうという強い望みだ」「私は仕事をしたいし、結果を出したい。だからどんな可能性も除外するつもりはない。もし、明日でこの仕事が終わるとしても受け入れる。これはラブストーリーなんだ。永遠に続いてほしいと願っても、突然終わってしまうかもしれない」と答えている。

     現在公式戦4連勝中のアーセナル。2日のバーンリー戦ではヴェンゲル監督の就任20周年を白星で祝うことができるだろうか。