敵地で0対2と完敗したドルトムント(Getty Images)
ドイツ・ブンデスリーガは現地時間1日に第6節の6試合が行なわれ、首位バイエルンは大迫勇也所属の3位ケルンと1対1で引き分けた。開幕から全勝してきたバイエルンだが、連勝記録は5でストップした。先発した大迫は88分までプレーした。
ホームのバイエルンは40分、ベルナトのお膳立てからこのところ好調のキミッヒがダイビングヘッドで先制弾をマーク。しかし昨季から数えて10戦無敗のケルンも63分、リッセがエリア内に送ったボールをモデストがアクロバティックに叩き込み、試合を振り出しに戻す。
バイエルンのアンチェロッティ監督は70分にビダルとアラバを投入して勝ち越しをねらうが、次にネットを揺らしたのはケルンの大迫。これがオフサイドの判定でノーゴールとなり胸をなでおろしたバイエルンだが、その後もケルンGKホルンの渾身のセーブに遭うなど加点できず。バイエルンは勝ち点2を失い、ケルンは勝ち点1を獲得した格好となった。
ミッドウィークのチャンピオンズリーグでアトレティコ・マドリー(スペイン)に0対1で敗れ、国内リーグでも白星を挙げられなかったバイエルンだが、アンチェロッティ監督は「がっかりはしているものの、心配する必要はない。良いスタートを切ったことを忘れてはならない」「ここ2試合は良くなかったが、選手たちには全幅の信頼を置いている」と述べている。
香川真司所属の2位ドルトムントは、10位レヴァークーゼンに敵地で0対2と完敗。勝っていればバイエルンに迫ることができたが、そのチャンスを逸した。
ドルトムントは開始10分にCKを与えると、ゴール前での甘い守備からメフメディにネットを揺らされる。73分にはオーバメヤンが絶好機を迎えるもシュートは相手GKに阻まれ、79分のカウンターから最後は“チチャリート”ことエルナンデスにダメ押し弾を許した。香川は71分から途中出場した。
原口元気所属の6位ヘルタ・ベルリンは、酒井高徳が所属する16位タイのハンブルガーSVを2対0で下した。前日に娘が誕生したイビシェヴィッチが2得点と、祝砲を放った。原口と酒井はフル出場した。長谷部誠所属の5位フランクフルトは、12位フライブルクに0対1で黒星。長谷部はフル出場している。
そのほか、9位ホッフェンハイムは16位タイのインゴルシュタットを2対1で下し、14位ダルムシュタットは15位ブレーメンと2対2で引き分けた。
この結果、バイエルンは勝ち点16で首位をキープし、ヘルタが同13で暫定2位に。ドルトムント、ケルン、前日に勝利したライプツィヒが同12で並び、得失点差でドルトムントが暫定3位としている。(STATS-AP)