好調を維持するケルンの大迫(左)とモデスト(中)(Getty Images)
ドイツ・ブンデスリーガは現地時間15日に第7節の6試合が行なわれ、首位バイエルンは長谷部誠所属の8位フランクフルトと2対2で引き分け、公式戦3試合連続で白星がない状況となった。長谷部は67分からピッチに立った。
チャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリー(スペイン)戦を0対1で落とし、ブンデスリーガ前節のケルン戦は追いつかれて1対1で終了していたバイエルン。代表ウィーク明けの仕切り直しとなったこの日はケガから復帰したロッベンのゴールで開始10分に先制するも、43分にフスティに決められる。
バイエルンは62分にキミッヒが勝ち越し弾を挙げるが、78分にはがら空きとなった右サイドからチャンドラーにクロスを上げられ、最後はファビアンに胸で押し込まれて2対2に。2011年4月を最後に国内リーグのバイエルン戦でゴールを挙げていなかったフランクフルトがこの日だけで2得点をマークし、相手から勝ち点2を奪ってみせた。
大迫勇也所属の4位ケルンは、17位インゴルシュタットをホームに迎え、2対1で勝利した。ケルンは28分、大迫の縦パスに反応したモデストが胸トラップから豪快に決めて先制すると、39分にはエリア内で執拗なマークに遭った大迫が倒され、PKを奪取。モデストがこれをしっかり沈めてリードを広げると、相手の反撃をPKによる1点に抑えて逃げ切った。大迫は75分までプレーしている。
6位レヴァークーゼンは15位ブレーメンに1対2で黒星を喫し、7位ホッフェンハイムは10位フライブルクに2対1で白星。宇佐美貴史所属の12位アウクスブルクは、内田篤人所属の16位シャルケと1対1で引き分けた。宇佐美はベンチ外、内田はケガのため招集外が続いている。酒井高徳所属の最下位ハンブルガーSVは、9位ボルシアMGとスコアレスドローに終わった。酒井は63分からピッチに立った。
この結果、バイエルンは依然首位に立つものの、勝ち点と17にするにとどまり、暫定2位に浮上したケルンが2差と迫る状況に。ハンブルガーは17位に順位を上げ、最下位から脱出した。いまだ無敗をキープしているのはバイエルン、ケルン、ホッフェンハイム、翌日に試合を控えるライプツィヒとなっている。(STATS-AP)