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モウリーニョ監督のプラン奏功 マンU、史上最低の支配率35%もリヴァプール完封/プレミア|コラミィ× スポーツ

    試合後、健闘を称えるモウリーニョ監督(右)とクロップ監督(左)(Getty Images)

     イングランド・プレミアリーグは現地時間17日に1試合が行なわれ、4位リヴァプールと6位マンチェスターUによる一戦は、スコアレスドローに終わった。

     ここまでリーグトップタイの18ゴールを叩き出している、リヴァプールのホームに乗り込んだマンU。モウリーニョ監督は守備的な戦術を採用すると、ねらい通り相手の攻撃をシャットアウトした。後半にララーナを投入したリヴァプールは、ジャンやコウチーニョが守備陣をかいくぐってチャンスを迎えるも、最後の砦として立ちふさがったGKデヘアの牙城を崩せず。リーグ戦でのホームゲームで、10カ月ぶりの無得点に終わった。

     この結果、マンUは勝ち点14で7位に後退。リヴァプールは同17で4位をキープしている。

     守備的な戦術が奏功し、敵地で1ポイントを得たマンU。モウリーニョ監督は「戦術的にもメンタル的にも、我々が試合をコントロールしていたと思う。この地でそれをするのは、簡単ではない。結果は受け入れられるもの。非常にポジティブなパフォーマンスだった」と、一定の満足感を示した。

     この試合のマンUのボール支配率は、プレミアリーグ公式のデータサプライヤーである『Opta』によれば35%。これは、プレミアリーグが同社のデータを採用するようになった2003年以降、マンUにとってリーグ戦で最低の数字となった。しかし、モウリーニョ監督は試合後の会見後、一度会場を後にした2分後にプレスカンファレンスルームに戻ると、自クラブのデータによれば、ボールポゼッションは42%だったと告げた。

     今季ここまで2試合で9ゴールを奪っている「アンフィールド」で、無得点に抑えられたリヴァプール。クロップ監督は「ユナイテッドが望んでいた形で、我々が望んだ試合ではなかった」とコメント。試合が敵将の描いたプランに沿って進行してしまったと振り返っている。(STATS-AP)