大流行のマネキンチャレンジ、“大賞”は裸のC・ロナウドでも香川でもなく…|コラミィ× スポーツ

 (Getty Images)(Getty Images)

 世界中で話題になっている「マネキンチャレンジ」をご存じだろうか。

 マネキンチャレンジとは、「動画なのに、静止画の様に見え、出演者をまるで本物のマネキンと思ってしまう動画」のこと。フロリダの高校生が10月に投稿した動画がきっかけでSNS上で広がり、ヒラリー・クリントンや世界の歌姫ビヨンセなども挑戦。一大ブームを巻き起こしている。

 当然この波はスポーツ界にも押し寄せており、サッカー界からも多くの選手らが競うように挑戦。ドルトムントでは、トレーニングルームで複数の選手がマネキンになり切った。マリオ・ゲッツェ、アンドレ・シュールレらとともに、香川真司もバッチリと登場している。

 このチャレンジで、マネキンというよりも彫刻のような肉体美を披露したのは、クリスティアーノ・ロナウドだ。現地時間11月13日の2018年W杯欧州予選ラトビア戦後、欧州王者ポルトガル代表の面々はロッカールームで挑戦。ストレッチをする選手、スマホで記念撮影をする選手、電話で話をする選手など自然な“マネキン”が並ぶなか、部屋の中央には…なぜかパンイチで仁王立ちのC・ロナウドの姿が。なにかと脱ぎたがりな大スターは、ここぞとばかりにその腹筋を見せつけていた。

 しかし、個人的に“大賞”を送りたいのは、香川でもC・ロナウドでもない。イングランド代表だ。

 15日に強豪スペインとの国際親善試合に臨んだスリーライオンズは、9分にアダム・ララーナのPKで先制すると後半立ち上がりの48分に、ジェイミー・ヴァーディが豪快なダイビングヘッドで追加点。するとヴァーディのほか、ジェシー・リンガード、ラヒーム・スターリング、テオ・ウォルコットが動きを止め、マネキンパフォーマンスを披露した。

 流行のマネキンチャレンジでゴールを祝ったイングランドだが、終盤に本当に凍り付くことになる。

 89分にイアゴ・アスパスの華麗な個人技でネットを揺らされると、ロスタイムにはイスコに決められあっという間に2失点。終了間際のまさかの連続失点で、掴みかけていたスペイン相手の白星が、手からこぼれ落ちてしまった。聖地「ウェンブリー・スタジアム」でのこの失態に、ギャレス・サウスゲイト監督は立ちつくし、GKトム・ヒートンは茫然。痛恨のミスを犯したジョン・ストーンズは、頭を抱えてうずくまり、石のように動かなかった。

 ウェンブリーの寒空の下、まるでマネキンのように生気を失ったその姿は、ドラマティックな展開に沸くスペインの選手・サポーターと、実に対照的な姿だった。