(Getty Images)
TV中継を観ていたら、カメラに映ったスタンドの美女に目を奪われる。サッカーファンの男性なら、誰もがこのような経験をした覚えがあるはずだ。それは、サッカーの母国イングランドでも例外ではない。
12月上旬に行なわれたエヴァートン対マンチェスターU戦で、放送局『スカイスポーツ』は、観客席のとある女性ファンをカメラに収めた。すると、「あの金髪美女は誰なんだ?」という話題で、ツイッターは持ちきりになったという。
誰もが一瞬にして目を奪われる美しさだったから…というわけではない(美女に変わりはないが)。エヴァートンでも対戦相手のマンUでもなく、チェルシーのジャケットを着ていたからだ。
実はこの女性、ニューヨーク出身のサッカーフリーク、エミリー・ロガウスキーさん。英タブロイド紙によると、本場のサッカーを追い求めてアメリカからイングランドへと渡った一般女性で、現在リヴァプールを拠点にスポーツ心理学を学んでいるそうだ。一般人ではあるが、モデルのようなプロポーションを持ち、SNS上ではちょっとした有名人だという。巨乳を惜しげもなく披露した水着姿や、際どい写真も投稿されている「インスタグラム」には、54000人以上のフォロワーが存在している。
筋金入りのチェルシーファンだが、とにかくサッカーが大好きで、様々なスタジアムに足を運んで試合を観戦している。もちろん、「グディソンパーク」での一戦の前日は、チェルシーとマンチェスターCによる首位攻防戦を敵地で観戦し、勝利の美酒を味わった。
この一件で各メディアからも取り上げられたエミリーさんは、図らずも英国全土から注目を浴びることに。「私はチェルシーを愛していて、フットボールが大好きなの」「イングランドに住むアメリカ人として、フットボールに囲まれる日常は夢のようね。できるだけ沢山の試合を観にいくつもりよ」とサッカー愛を語っている。
とはいえ、快く思わない人もいるようだ。不振が続くマンUファンの一部が、ブルーズの上着を着て試合を観たエミリーさんを、SNSを通じて批判。しかし、そこは好調チェルシーファンの余裕か、「私がチェルシーのジャケットを着ているのが気に食わない人は、遠慮なく新しい冬服をプレゼントして頂戴。これしか持っていないの」と華麗なカウンターでおねだりをして見せた。
他の欧州リーグと異なり、年末年始にかけて試合が立て込むイングランド。TV観戦の際には、ぜひとも観客席にも注目し、エミリーさんを探してみよう。英国に足を運ぶ予定の人は、新しい上着を持っていくといいだろう。