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「大迫はすべて理解できる、香川はいまだ…」独誌が外国人選手の独語習熟度を査定|コラミィ× スポーツ

    クラブによってはレッスンが必須ではないところも(City-Press via Getty Images)

      独『シュポルト・ビルト』誌が、ブンデスリーガでプレーする外国人選手のドイツ語習熟度を査定し、一部を現地時間14日のオンライン版に掲載した。バイエルンのウリ・ヘーネス会長が同誌のインタビューで「ロッカールームでドイツ語を」と話したことがきっかけだ。

     ヘーネス会長は前週、同誌に対し「チーム意識を高めるためにも、選手はロッカールームではドイツ語を話すべきだ。そうでないと、小さなグループに分かれてしまう」とコメント。共通言語を1つに絞ることで、分裂が生じるのを避けたいと述べた。

     そこで同誌は今回「そもそも、外国人選手はどのくらい流暢にドイツ語を話しているのか、クラブの取り組みはどうなのか」をチェックしたという。下記は、そのなかから習熟度の項目に絞り、抜粋したもの。なお、( )内は同誌がジョークを交えて記した寸評。

    ●バイエルン(ビダルはストライキ)
    ロッベン、レヴァンドフスキ、シャビ・アロンソ、ラフィーニャは非常によく話せる。居残り勉強が必要なのはビダル、コーマン、サンチェス。

    ●ヘルタ・ベルリン(助けが必要なのはアランだけ)
    ヤーステイン、シェルブレット、ペカリク、ダリダ、イビシェヴィッチは完璧に話せ、カルーはよくできる。原口、ドゥダはよく理解できる。ブラジル人のアランだけが英語に頼っている。

    ●ドルトムント(香川はボイコット)
    バルトラ、デンベレ、パクはほとんどできない。香川もいまだに話せない。オーバメヤン、ソクラティスはブロークンだが話せる。

    ●ケルン(モデステが通訳)
    全選手、通訳がつきっきりではない。モデステが同郷のギラシの通訳を引き受けている。大迫はすべて理解できるがめったにドイツ語を話さない。

    ●マインツ(シュミットが4カ国語を話す)
    監督が独仏英の3カ国語を完璧に話し、イタリア語も多少知っているため、通訳不要。選手が必要に応じて仲間に訳す程度。

    ●シャルケ(ナウドが翻訳責任者)
    ナスタシッチ、ベンタレブ、コノプリャンカ、ディ・サントはドイツ語を理解できるが、英語での会話を好む。スタンブリは熱心に勉強中。内田のドイツ語は不十分。ナウドが同郷のカイサラを手伝っている。

    ●ハンブルガーSV(ロッカールームに通訳待機)
    ブラジル人のサントスには通訳がついている。エクダルは指示を理解できるが、ほとんど話せない。主将の酒井高徳、ジュールーは流暢なドイツ語でコミュニケーションがとれる。

     以上はあくまでオンライン版に掲載されていたもの。なお、アウクスブルクではドイツ語のクラスが必須ではないものの、ク・ジャチョルを含め、非常によく話せる選手ばかりとのこと(宇佐美への言及はなし)。なかでもフィンボガソンは、半年でドイツ語のインタビューに応じられるようになったという話だ。また、フランクフルトについては新戦力とブラジル人アンデルソンに言及があったのみで、長谷部らそのほかの選手には触れられていない。