おいしいと評判の人気店や、テーマパークの最新アトラクションなど、ワクワクするような体験の前に、切っても切り離せないのが長い待ち時間…。楽しいことを控えていれば行列に並ぶのも苦にならないかもしれませんが、一方で急いでいるときの電車待ちや金融機関のATMの順番待ちなど、日常生活での待ち時間はイライラしてしまうもの。それでは、人の待ち時間の限界は一般的にどれくらいなのでしょうか? 時計大手のシチズンホールディングスが実施した「時間に関する意識調査」(実施期間:2013年4月、調査対象:全国のビジネスパーソン 400人)をもとに、さまざまなシーンでの待ち時間の限界を紹介します。
人気飲食店での入店待ちの限界は、30分~1時間
最も多かった回答は、39.0%の人が回答した「30分」。次に多いのが「1時間」(29.5%)。“30分から1時間は覚悟”という人は、約7割もいる結果に。
テーマパークの人気アトラクションの入場待ちの限界は、1時間
最も支持されたのが「1時間」(33.5%)、次に多いのが「30分」(24.5%)。ちなみに「1時間」「1時間30分」「2時間」「2時間超」の各数値合計は過半数(57.3%)と、多くの人が好きなアトラクションのためなら我慢強く待てることが判明!
一方、日常生活での待ち時間は、数分単位が限界!?
金融機関のATMでの順番待ちの限界は、1分
レジの順番待ちの限界は、スーパー3分、コンビニ2分
通勤時の遅延電車の待ち時間、10分
※いずれも、もっとも回答が多かった分数
予想の待ち時間を算出する計算式がある!?
こうして見ると、やはり、楽しいことを控えていれば、ある程度の順番待ちを覚悟するのは一般的。それでは、最後に、1961年にマサチューセッツ工科大学のジョン・リトル教授が発表した、行列の待ち時間を割り出すことができる計算式を紹介します。
「待ち時間」=「行列に並んでいる人数」÷「自分の後ろに1分間で並んだ人数」
待ち時間があるからこそ、自分の順番になったときの喜びもひとしお! 行列に並ぶときは、試しに待ち時間の目安を算出し、一般的な限界まで待ってみてはいかが?
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