有名人の中には、本名ではなく芸名で活躍している人も大勢いますが、そもそも芸名は、どのように付けられているのでしょうか?
所属事務所の関係者や公募で決まるケース
多いのは、所属事務所の関係者が、売り出したいイメージで付けるケース。とくに力を入れているタレントの場合、社長直々に命名することもあるそうで、有名なのは「千里探して見つけた子」の意で付けられた、坂下千里子。
また、優香のように、公募で決定するケースもあります。公募だと、デビュー前から注目を集められ、ファンに愛着を持ってもらえそうですね。
愛称を芸名にするケース
ほかにも、あだ名や愛称が芸名になることも。ルー大柴は本名「とおる」の語尾から「ルー」。マツコ・デラックスは、素人時代から、本名の名字に「子」をつけて「マツコ」と呼ばれていたそうです。
本人の出身地や好きなものにちなんだ芸名
本人の出身地や出身校を芸名の一部にする人もいます。福岡県黒木町の黒木瞳、熊本県八代市の八代亜紀、愛知県瀬戸市の瀬戸朝香、ラ・サール高校出身のラサール石井などですね。
さらに、好きな人やモノから付けるケースもあり、江守徹はフランスの演出家モリエールから。音楽クリエイターとしても活動するヒャダインは、よほどのゲーム好きなのか、「ドラクエ」の呪文を芸名にしています。
芸名には、その人の志を表すものも
その人の志を表した芸名と言えば、泉ピン子や役所広司など。泉ピン子は、 “ピンからキリまで”のピン(最高)になれるように、役所広司は“役どころが広くなるように”との思いが込められているそうです。
インパクト抜群の芸名を持つ芸人といえば?
とくに芸人のなかには、インパクト抜群の芸名を持つ人が多いですよね。例えば江頭2:50。“2:50”は、当人が酔って暴れ出す時間から。また、キンタロー。は、女性なのに男性の名前ですが、これは強い名前に憧れがあったからなんだそう。本名は田中志保と、女性らしくて可愛い名前です。
いずれにしても、有名人にとって芸名は、本名と同じくらい大切なもの。それぞれの芸名の意味や由来を知れば、その人に対するイメージも変わるかもしれません。
(文/三浦順子@H14)