昭和の名優、大物歌手、歌舞伎役者…。様々な大物芸能人の親を持つ、その子たち 。親の七光りなんて揶揄されたりもするけど、それだけでは渡り合っていけないのが芸能界。礼儀はもとより、親と比べられてしまうから、本人の実力が厳しく評価されがちです。
さて、たくさんの二世芸能人がいますが、世の中の評価は…? 『みんなの声』では、昨年末「親の七光りではない実力派二世タレントといえば?」というアンケートを実施。2万2234票が集まりました。
結果は、上位は1位から宇多田ヒカル(6749票)、杏(5750票)、松たか子(3517票)、小泉孝太郎(2460票)、松田翔太(1297票)、の順に。タレント…ではありませんが、アーティストや俳優が上位に並ぶ結果となりました。
並みいるベテラン勢の中で注目は、ドラマデビューは2007年と遅めながらも2位になった杏さん。2013年のNHK連続テレビドラマ小説『ごちそうさん』でヒロインに直接オファーで大抜擢。前番組で社会現象にもなった大ヒット作品『あまちゃん』の後でプレッシャーも大きいなか、終わってみれば平均視聴率は22.4%と『あまちゃん』よりも高視聴率。その人気を支えた彼女がここまで評価される裏には、並々ならぬ努力があります。
15歳でモデルデビューをした彼女は19歳の時、単身海外へ行き、世界各地のコレクションを巡りながら自分を売り込み、次第に出演依頼を手に入れるようになったのです。その後20歳の時に『ニューズウィーク』が選ぶ“世界が尊敬する日本人100人”に選ばれています。英語は完全に独学、フランス語も日常会話レベルであれば話すことができるといいます。年に120冊以上の本を読む読書家でもあります。
そんな彼女も、この夏には母になる予定。しかも双子の出産予定だというから驚き! しばらくは芸能活動もセーブされるということ。テレビで見られる機会も減ってしまいますが、きっと杏さんならいい母親になるのでしょう。双子の子どもたちも杏さんのようにパワフルな活躍を見せるのか、今から楽しみですね。