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FPが話す一番効果のある貯蓄は●●費節約|みんなの声×コラミィ

    貯蓄したくても生活費でカツカツで貯金する余裕がなく、あとは削るしかない! という人も少なくないのでは? あんしんFPパートナー株式会社のコンサルタント渡邉佳真さんに、実は削りやすい固定費は何か尋ねたところ、

    「住宅費の軽減をするのがもっとも効果的です。どうしても利便性を求めがちな人は数多く、賃貸でも持家でも住宅費が高めになってしまいがちです。また、多少不便ではありますが、自家用車を手放すということも、支出軽減の一翼を担うポイントになります」とのこと。

    確かに、固定費で一番大きな割合を占めるのが住宅費。家を決めるときに、都心の近くや駅の近くなどの利便性を考えがちですが、将来のことを考えると、少し郊外に家を借り、浮いた差額を貯蓄に回す…そうすると、貯蓄を増やすのが、だいぶ楽になりそうです。

    すでに持家があり、住宅費の軽減ができなくても、住宅ローンがまだ完済していない場合は、住宅ローン借り換えを検討してみたらどうかとの問いには、

    「住宅ローンの借り換えのメリットがあるのは『残債1000万円以上』『返間10年以上』『利息差1%以上』と言われております。上記すべてに適合した場合は借り換えのメリットはありますし、相談先は必ず複数の銀行で実施して競争させる事が重要です」と、渡邉佳真さんは話します。

    上記に該当するローンを組んでいる人がいたら、借り換えを検討することも、支出を減らして貯蓄を増やす、大きな一歩になるはず。複数の銀行とやり取りするのは面倒ですが、節約のためには仕方ないですね。

    そしてこの際、貯蓄をする方法も見直してみてはいかがでしょうか。渡邉さんは、今はマイナス金利なので、銀行預金ではメリットがないと話します。

    「現在の日本で確実に資産形成できるのは外貨建終身保険のみだと思います。もちろん、ある程度のリスクをとる場合、株式投資や投資信託、純金積立等もございますが、生命保険とは異なりマイナスの世界(原価割れ)もあるので将来に対するリスクの回避にはならないと思います」

    外貨建終身保険とは、日本円ではなく、ドルなどで積み立てる、死亡保障がつく貯蓄型タイプの保険。同じ保険金額であれば、円で積み立てる終身保険よりも、安い保険料で加入することができます。ただし、途中で解約すると大幅な元本割れになってしまうので、途中解約する可能性がある場合はオススメできません。

    また外貨での積み立てのため、為替リスクが付きまといます。外貨積立終身保険を利用する場合は、その2点をしっかり理解することがとても重要だそうです。

    参考までに、『みんなの声』で2016年9月に貯金は「給料天引・積立」派? 「余ったら貯金」派?というアンケートを行った結果では、1位 給料をもらったら先に貯金する派 3552票(40%) 次点 余ったら貯金する派 2123票(24%) 貯金していない 2000票(22%) どっちもやっている 1117票(12%) の順になりました。(記載時点)

    収入が増えることが一番ですが、なかなかひと筋縄ではいかないところ。抑えるところをしっかり抑えて、楽しい老後が送れるように頑張りましょう!)

    (文・山本健太郎/考務店)

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